衣装について


先日、衣装のお持込で撮影した方の振袖のお話をします。

ヘア・メイク・着付けが終わり、スタジオ撮影が始まりました。

私は、50万位の振袖を購入し撮影に来たのかな?と思う位の振袖でした。

日本写真家協会の推薦の撮影方法で撮影を始めようとして、その振袖を触れた所、思わずびっくりしました。

振袖の生地が古い物だったのです。

見た目は現代柄の高級そうな振袖なのに、とても古い着物なのでお客様に聞いた所、 おばあちゃんの振袖だそうです。

桐生から、長年の付き合いの衣装屋さんが、新作振袖を押し売りに来た時にその話を話した所、 「大正ロマンの柄」だそうです。

大正ロマンの柄の話をインターネットで調べて報告いたします。
 

大正ロマンの振袖の特徴

大正時代に誕生した、和と洋の融合が感じられる「大正ロマンの振袖」。

その魅力は、独特なデザインや色合い、細部までこだわった装飾にあります。
まず最初に目を引くのは、その「洋画のようなデザイン」です。

この時代、日本は西洋の文化や技術、芸術に強く影響を受けていました。
振袖のデザインにもそれが色濃く反映されており、洋風の花柄や、モダンで洗練された幾何学模様が織り込まれています。
特に、大正時代はアール・ヌーヴォーやアール・デコといった欧米のアートムーブメントが流行。
これらの影響を受けたデザインが振袖にも取り入れられました。
次に注目したいのが「色合い」です。
大正ロマンの振袖は、伝統的な和の色合いと、西洋から取り入れられた新しい色の組み合わせが特徴です。
 


衣装番号:SF-23 2020:優羽(ゆうわ)
(オーダーレンタル品)
*仕立てに2ヶ月かかります。
撮影レンタル料:176,000 円 (193,600円税込)
(正絹)
*帯:sio-28がセットの帯です。

深みのある赤や紺、緑は、日本の伝統的な色彩を感じさせる一方で、
パステルカラーや鮮やかなトーンがそれをモダンに彩ります。
この独特な色の組み合わせが、大正ロマンの振袖の魅力を高めています。
そして、目を細めて振袖を見ると、その「細部のアクセント」の美しさに気付くでしょう。
大正時代は、細かな装飾やアクセサリーが流行していました。
振袖にもその影響が見られ、レースやビーズ、リボンなどの装飾が施されています。
これらの細部へのこだわりが、振袖全体の華やかさや高級感を一層引き立て、独自の美しさを放っています。
 

衣装番号:SF-24
2022:桂由美
(オーダーレンタル品)
*仕立てに2ヶ月かかります。
撮影レンタル料:198,000 円 (217,800円 税込)
(正絹)
 

成人式に大正ロマンの振袖を選ぶ理由

成人式の準備は、お嬢様だけでなく、お母様も一緒に楽しむもの。
大正ロマンの振袖は、その歴史的背景から、お母様方が若かったころの懐かしい記憶や、
昔憧れたファッションを思い出させることでしょう。

そのため、両世代での共感や憧れを呼び起こす一着と言えるでしょう。

大正ロマンの振袖は、現代の成人式を彩るには最適な選択です。
その独特な魅力と普遍的な美しさが、多くの方を魅了し続ける理由となっています。


 

男性着物
 

今年の1月1日にお店を開けていたら、成人式当日の衣装を見たいと飛び込みでご来店して、

衣装をきめていったのですが、そのお客様が

「もっと派手な紋付はないの」

と言っていたので、派手な衣装を仕入れてみました。

 

衣装レンタル料 0円
袴の組み合わせ

「自由」

お好きな袴をお選び下さい。